納骨堂

平安時代末から鎌倉時代にかけて盛んに行われた俗に「蟻の熊野詣」と言われる熊野参詣の
旅人達が、阿弥陀の極楽浄土へ行ける事を願って毛髪をここに納めました。

その後、室町時代から現在に至るまで亡き人の菩提を弔う為に人々が遺髪や遺骨を納めて
行かれます。これを「お髪上げ」と言って特に紀南地方の人々はその宗旨に関わらず、
必ずと言って良いほど妙法山に来られるのです。