標高749メートルの妙法山はゆたかな自然と高山植物の宝庫です。
山主自ら撮った写真を添えて、四季おりおりの表情をご紹介します。
夏宵山水図 横山 華山
夏の夜、月明かりに照らされた茅葺の庵に渓谷のせせらぎが聞こえてくるような絵です。
オオデマリもシャクヤクも見頃です。江戸時代からあるお茶の葉の緑がまぶしい季節です。
やっと春らしくなってきました。寄せ植えの枝垂れ桜・霧島ツツジ・米ツツジ・トキワマンサク、もうすぐシモツケもキンシバイも咲いてきます。ボタンも咲き始めました。
冬枯れだったお山も様々な植物が眠りから覚めます。これから新緑の美しい季節の始まりです。
・・・・ただ、シカとウサギがもう少しおとなしくなってくれると助かるのですが・・・・
4月に入りようやく境内にも彩りが出てきました。ですが今春は鹿が電柵を乗り越えて毎晩やってきます。10年以上かけて育てた100株を超えるアジサイ達の新芽が夜ごと食い荒らされています。シカやイノシシ、それにウサギ等の獣害はなぜこんなに増えたのでしょうか?動物たちと上手に付き合っていけたらいいのですが。
岡本 豊彦 3幅対
四条円山派の岡本豊彦が1845年頃に描いた春の川辺の情景です。忙しい現代人にはなにかホッとするような時間の流れを感じさせてくれます。
お正月の床飾りは、四条丸山派の画家達の合作です。
一番大きな鯛が大好きな岡本豊彦作です。
釈迦涅槃図
江戸初期の絹本涅槃図です。2月の常楽会(お釈迦様の亡くなった2月15日、
一般には涅槃会といいます)に掛けますが、風通しのために掛けました。