標高749メートルの妙法山はゆたかな自然と高山植物の宝庫です。
山主自ら撮った写真を添えて、四季おりおりの表情をご紹介します。
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出船入船図
江戸後期四条円山派の岡本豊彦の作です。床には大正時代にヨーロッパに輸出された深川製磁のジンジャーポットを据えました。見事な文様と、描かれている龍には翼があって西洋のドラゴンになっています。
右手の花はヒオウギです。
暑中お見舞い申し上げます。
猛暑が続きますが、お山も例外ではありません。もちろん海抜600mの境内は平地よりも5℃~7℃は気温が低いのですが、それでも外は30℃を超えています。
暑さに強いヒオウギとピラミッドアジサイが元気に咲いてくれています。特にヒオウギは少しずつ株数が増えて来て、これからが楽しみです。
梅雨の晴れ間
アジサイも終わり境内はまた別の彩を見せてくれます。
左から、半夏生(ハンゲショウ)・梔子(クチナシ)・栃葉人参(トチバニンジン)
梅雨のアジサイたち
霧の中、今年も様々なアジサイが花を咲かせてくれています。
お茶摘み
今年も晴天に恵まれて1年分のお茶を作ることができました。
ただ、地元の色川茶も後継者不足で昨年から茶業組合も閉鎖してしまい
今年は阿彌陀寺の職員3名が、お願いしてある茶園で早朝からお茶を機械で刈りこんできました。
なかなかの重労働で90Kgの茶葉を刈るのに2時間余り掛かりました。
お茶も1年を通して手入れをしてやらないと、どんどん味も落ちてきます。
妙法のお茶揉みも遠くない将来、出来なくなると思うと寂しい限りです。
御影供納了
おかげさまで4年ぶりの参拝者を交えた御影供を無事執り行えました。
20日夜のお逮夜も駐車場から本堂、大師堂までの400mほどの足元を照らし
幽玄な夜の妙法を楽しんでもらいました。お天気にも恵まれ思いのほか
たくさんの方にお参りいただき、久しぶりに繰る百万遍念珠の音と般若心経の声が
堂内に響き、ようやく戻ってきた風景に感無量です。
あいにく写真を撮ることが出来ず、小嶋鉄山氏から数枚の提供を受けました。
境内の緑が一番若々しい季節です。
これから日々様々な花が咲き始めます。
梅花黄連(バイカオウレン)
今年も冬枯れの境内に可憐な花を咲かせてくれました。
今年は穏やかな元旦です。
水平線にはしっかり雲が張り付いていますが、上空は全くの晴天です。