標高749メートルの妙法山はゆたかな自然と高山植物の宝庫です。
山主自ら撮った写真を添えて、四季おりおりの表情をご紹介します。
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三寶荒神様の縁日
11月21日(旧暦10月28日)は三寶荒神様の縁日でした。
1年に一度だけこの日に厨子を御開帳して、お勤めします。
前日は嵐で紅葉も半分飛ばされてしまい、早朝の熊野灘は幻想的な風景でした。
釈迦涅槃図
江戸初期の絹本涅槃図です。2月の常楽会(お釈迦様の亡くなった2月15日、
一般には涅槃会といいます)に掛けますが、風通しのために掛けました。
今年は例年より10日ほど開花時期が遅れています。
火焼三昧跡の群生は一輪咲きがほとんどですが、近年広がっている周辺は、
まるで違う種類のような多花性のリンドウが群生しはじめています。
6月中に明けたはずの梅雨がまた戻ってきたような
高温多湿のはっきりしない天気が続いています。
くれぐれもお身体ご自愛くださいませ。
夏には白い花が似合います。
3年ぶりに青葉祭り(弘法大師誕生会)です。
風雨の中での開催でしたが無事終えることができました。
梅雨入りは未だですが、アジサイをはじめ境内の花が賑やかになってきました。
今年もお天気に恵まれ、無事1年分のお茶を作ることが出来ました。
今年の御影供も寺内だけで奉修しました。
参拝者はいませんが、何があろうと祈る事だけは続けていきます。
岸辺図三幅対
四条円山派の岡本豊彦が弘化2年(1845)に描いた穏やかな春の岸辺の風景です。
のどかでとても穏やかな気持ちになれる三幅です。
今日は御影供のお逮夜ですが、今年もコロナのために一般のご参拝を
ご遠慮いただく事になりました。本当にはやく収束してほしいものです。
4月に入りようやくお山にも花の季節がやってきました。
休眠していた蛾の目玉模様も鮮やかに、ただ少し眠そうに地面でたたずんでいます。
桜花小禽
3月に入り桜の開花が待ち遠しくなります。高橋竹堂という画家の作品です。
近年新種として命名されたクマノザクラという早咲きの桜があります。
新種認定はごく最近ですが、妙法から遠望する熊野の山々に3月の早い時期から
ピンクの彩を添えてくれています。
梅花黄蓮(バイカオウレン)
昨年、この花を日差しから護ってくれているヒイラギの剪定をしたせいで
冬の寒さに少し晒されてしまいました。
昨年より大幅に花数もすくないですが、頑張って咲いてくれました。
今年の初日の出は水平線の上が厚い雲に覆われていて、ずいぶん昇ってから姿をみせました。