標高749メートルの妙法山はゆたかな自然と高山植物の宝庫です。
山主自ら撮った写真を添えて、四季おりおりの表情をご紹介します。
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朝熊竜胆(アサマリンドウ)
今年も応照上人の火生三昧跡にアサマリンドウが咲きました。
猛暑と多雨の影響で、例年にくらべて花が少なく小さめです。
今年の十五夜はお彼岸と重なってしまいました。
例年通り岡本豊彦の屏風に古い常滑の壺でススキを活けました。
ツマグロヒョウモン--秋の庭に群れた蝶たち
庭のシオンにツマグロヒョウモンたちが集まってさかんに蜜を吸っています。
なぜかオスばかりなのはどうしてなのでしょう?
暑かった夏が漸く過ぎて静けさを取り戻した妙法で、蝶たちの賑やかですが音のない風景です。
茗荷(ミョウガ)
今年も茗荷がたくさん出来ました。竹藪に自生した茗荷は竹の落ち葉で出来た腐葉土の中に
あるので日に当たらずきれいなピンク色をしています。生のまま酢味噌で食べるのが絶品です。
昔の武士はミョウガが冥賀(神仏の加護)に通じるとして、
刀の鍔や刀装具にミョウガのデザインを用いたりもしました。
深い霧の中、たくさんの花が咲いてくれました。
アジサイたち、特に樹齢400年の杉の木に宿ったツルアジサイは見事です。
セッコク(石斛)
妙法の古木には時々ランの仲間セッコクが宿っています。
羽二重のような白花の茎がほんのりとピンクがかっていて、とても上品な山のランです。
春の訪れ
シジミ蝶が羽化しました。
ヤマトシジミなのかミヤマシジミなのかよくわかりませんが、ようやくお山にチョウの飛び交う季節がやってきました。
梅花黄蓮(バイカオウレン)
いつもなら2月中旬頃には咲いてくれるのですが、寒さのせいかようやく花を咲かせました。
赤い実 三種