2025年1月1日 新しい年が始まりました。

生きとし生けるものすべてが少しでも幸せを感じられるような世の中になりますように。

山主

「生前かみあげ」(逆修)のご案内

 

妙法山阿彌陀寺では約900年前の平安時代後期より熊野に詣でた人々の中で「二度と熊野に来られないかもしれないが自分が死んだときに無事に極楽浄土に行けるように」との願いから自身の分身である頭髪を納めて行く方がいました。

これを「かみあげ」(※逆修)と言います。

 

古来日本では自身の頭髪には魂が宿ると信じられていて、その髪をあらかじめ極楽への入り口である妙法山に納める事によって、自分が何時どこで死んでも迷わず妙法山にたどり着き無事に極楽に行けると信じたのです。

これは江戸時代まで続いていましたが、現在は親族が亡くなった時に遺髪あるいは遺骨を納めに来る「おかみあげ」の風習としてのみ残っていて、生前に行う「かみあげ」は極端に少なくなっています。

 

人間はどれだけ自分が精一杯生きたとしても、その結果がどうなるかは判りません。

先の見えない複雑な現代社会においては、特に未来への不安は大きいでしょう。

そこで生前に自らの髪を極楽への入り口に納めることで、未来の結果を仏に委ね、畏れることなく覚悟を決めて生きていけるのではないでしょうか。

 

逆修としての「かみあげ」は前向きな生き方のための一つの方法とお考えください。

※逆修(ぎゃくしゅ)

死後の往生菩提に資するため、生前にあらかじめ善根功徳を積むこと。これは浄土門に伝わり後に念仏回向による逆修を勧めている。今日では、生前に戒名を授けてもらい、あるいは墓石に朱文字で自身の戒名を刻むことを逆修と呼ぶことが多い。

 

生前かみあげの方法

1.まず電話でご来山される日時を伝えてください。

2.当日は普段着で構いませんが、できましたらお数珠だけは準備してください。

3.当日受付が済みましたら、本堂で生前かみあげの法要を奉修し、ご本尊に奉告します。

4.最後に導師が頭髪の左右と頂上の毛を少しだけ切り、奉書に包みます。

この「おかみ」は当山の納骨堂に納めます。

5.費用はお布施として2万円をお納めください。

 

お問い合わせ

熊野妙法山 阿彌陀寺 電話0735-55-0053 mail amidaji@myohozan.jp

 

 

令和7年 御影供納了

 

今年の御影供も無事終えることができました。

本当に珍しく20日も21日も暖かく穏やかな快晴で

いつも大変な後片付けも夕方までには終わりました。

 

今年から21日も終日お大師様を御開帳しています。

今年来られなかった方々も来年はぜひお参りください。

梅花黄蓮(バイカオウレン) 令和7年3月6日

例年なら2月初めには咲いているのですが、2月中は全く花芽も見えませんでした。今年はもう咲かないんだ、とあきらめていましたが無事ひと月遅れで咲いてくれました。昨年より範囲も広がっていて順調に増えています。


弘法大師堂重要文化財指定にむけての第一期工事終了報告

更 新 情 報


  

  • 令和7年6月8日四季彩々を更新しました。※夏枯れで四季彩々が更新できません苦笑。たまにインスタグラムのmyohozanで写真を載せていますので、ご覧ください。




熊野妙法山 阿彌陀寺

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