習うは一生(ならうはいっしょう)

謹んで新年のお慶びを申し上げ、貴家の萬福を祈念いたします。 平成二十八年元旦

 

習うは一生いくつになっても習うことはいっぱいあります。歳を重ねるごとに自分がいかに何も知らないかを思い知らされます。

もちろん物覚えが悪くなった(さらに悪くなった)頭を嘆いて「学生の頃、もっと色々勉強しておくのだった」という後悔も人並みにはありますが、それ以上に自分の他人への思いやりや配慮の足りなさに、還暦が近くなってようやく目が向いたりします。

いつも何かに反省して二度と同じことを繰り返さないようにと心に決めても、またまた同じ過ちを繰り返しています。

私の場合そのほとんどが口から出る言葉です。

身口意(シンクイ 体と言葉と気持ち)の合計10の戒め(十善戒)の中でも言葉の戒めは一番多い4つです。口は災いのもと などとも言いますね。

毎日 十善戒を唱え続けて数十年。

学習能力の無さ?に呆れながらも日々反省を繰り返しています。習うは一生。

人生とは何か、自分とは何か。などと言う大それた事ではなくて、他の人を思いやり、不用意な言葉で人を傷つけないように。

これが私の一生の勉強です

 

お知らせ

納骨堂、大師堂に続く坂道を歩くことが困難な方のために、防災道路の途中より平坦な道を作りました。